Research Report
- 毛髪構造科学から生まれた最先端技術「毛髪復元」とは
- 「キューティクルは傷んでしまったら、元には戻らない。」それが、毛髪の常識とされてきました。
しかし、私たち日本毛髪構造機構研究会は、様々な毛髪の研究をおこなっていくなかで疑問を抱き、キューティクルを元の状態に戻せないだろうか、もしくは近づけられないだろうかと考えました。
- 毛髪と電子の関係性に着目をする世界でも稀な研究
- 多くの研究ではキューティクルを化学的側面から捉えているのに対して、私たちは物理と化学を応用したアプローチを行いました。
- 研究レポート/毛髪が持つ電子フィールド
- キューティクルを電子伝導体として考えた、独自の復元機構メカニズムの構築
- 世界でも稀なキューティクル研究のアプローチによって、私たちが見つけた復元機構のメカニズムは、これまでの常識を覆す、画期的なものでした。
- 研究レポート/キューティクルを
電子伝導体として考える
- このメカニズムの正しさを検証実験で証明することができたのです
- 特定の成分を含む試薬と、毛髪伝導性の活性化による化学反応により、局部電池が形成されることで電子密度の局在化がおこり、毛髪内構造成分などが毛髪の破損部分に担保されることで、キューティクルの自己修復機構へと繋がることがわかりました。
この理論を基に実証をすすめ、様々な配合で試薬試料をつくり、女性の傷んだ毛髪に塗布して観察を続けてきた結果、ある試薬試料を塗布した毛髪からキューティクル様の模倣構造形成を確認することができたのです。
- 研究レポート/キューティクル様の
模倣構造形成
- さらに長い時間をかけ、研究と検証を積み重ね、復元メカニズムはより精度の高いものになりました
- これまでの常識を非常識にするような結果を私たちは手にしたのです。
- 毛髪の表面復元処理データ
(5年間の追跡観測)毛髪の表面復元処理データ
(処理前・処理後)
- 不可能といわれていた
キューティクルの「復元」が可能な時代に
- 髪の常識のように言われてきた「キューティクルは傷んでしまったら、元には戻らない。」という状況は、根本から変わりました。
これを私たちは毛髪構造の「復元」と呼んでいます。この「復元」は、キューティクルの破損した部分を、もともとあった毛髪状態を模倣し、自己修復することを「復元」と呼んでいます。
-
- 一般的なトリートメントによる補修と根本的に違うのは、破損部分をコーティングで覆い隠すのではなく、破損部分を根本から「復元」し、元々あった毛髪構造に近づけるということです。そのため、「復元」された毛髪は、生来の毛髪と同じように、パーマやカラーを再び楽しめるようになります。
研究・分析・開発 一覧へ