日本毛髪構造機構研究会
「一般社団法人 日本毛髪構造機構研究会」は、毛髪の構造研究と分析を元に理論構築を行い、毛髪のあらゆるダメージに対する復元方法を開発しています。物理・化学・生物学の融合領域の研究について、毛髪の細胞レベルから解明を目指し、日々取り組んでいます。
毛母細胞や髪の毛根の部分で、発毛や育毛に特化して研究するところが多いなか、私たちはその流れとは明らかに異なり、毛髪の伸長領域に着目。毛髪の伸長領域の部分を本来の姿である健康な状態に戻すことを研究の主題としてきました。「毛髪の伸長領域に特化した研究」とは、世界でも稀にみるキューティクルの破断面の復元機構に取り組んでいます。
あらゆる方向から研究を進める過程で新潟大学工学部機能材料工学科※1と共同研究※2を行い毛髪表面に関わる最先端の研究を積み重ね、ウロコ状に模倣した人工組織膜が形成されることを発見しました。
さらに、長い時間をかけて約1万人の女性の髪を分析調査。平成16年以降は毎年、国際学会や再生医療学会で研究発表を継続しています。
こうして長年積み重ねてきた研究成果によって、日本毛髪構造機構研究会は、今まで誰も着目しなかった視点からの美しい髪作りへと導いてきました。
これからも、まだ解明されていない分野の扉を私たちは開き続けていきます。※1 2012年当時 ※2 ㈱ヘイゼルトンプソン
研究会の歩み
日本毛髪構造機構研究会は、発足当初より、毛髪の構造研究ならびに分析を行い、毛髪の復元機構の研究および毛髪構造復元士の育成を行っています。
- 1993年
- 毛髪構造と毛髪機構の研究をスタート
- 1995年
- 新潟大学工学部機械材料工学科と共同研究開始
【毛髪の構造に対する電気的特性の研究】
【毛髪中のラジカル生成抑制効果の研究】
【毛髪細胞や皮膚細胞等のミトコンドリア呼吸鎖電子伝達の研究】 - 2004年
- 国際学会や日本再生医療学会で発表
(以降、発表を継続)
【毛髪の再生】
【キューティクルの修復機構】
【紫外線照射損傷に対するシャンプー、トリートメント効果】など多数 - 2014年
- 毛髪構造診断システムを開発
一般社団法人日本毛髪構造機構研究会を設立 - 2017年
- 浜松ホトニクス・光産業創生大学院大学と共同研究開始
- 2018年
- 高分子学会 高分子論文集に掲載
【シャンプー・トリートメントによる毛髪の修復機構】
杉山保行理事長プロフィール
昭和63年より毛髪構造と毛髪機能の研究を開始。
新潟大学工学部機能材料工学科 八木教授との共同研究を推進するなど、毛髪研究において積極的な活動を長年継続し、学会での研究発表も多数行なう。
現在は【日本再生医療学会帰属】【日本抗加齢医学学会帰属】【高分子学会帰属】